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ふと、思い出したこと。

音楽を作り始めた頃

自ら望んで「意味を持たない歌」を作っていました。

「こうゆう気持ちで作りました」

とか

「こんなことを伝えたくて歌にしました」

とか

理由も意味もない歌

ピアノに向かって出て来た曲

浮かんだ言葉

そこから見えたイメージ

聞く側にゆだねた音楽。

「どうゆう意味なんだろう」

考えて、考えて

「きっとこうゆうことなのかな」

に作り上げてもらう。

答えや意味を込めてなくても

聞き手が引っかかった言葉、メロディ、リフがあったりする。

それは作り手の意図や力ではなく

聞く側の深い所にしまってある経験やその時々の心境で響くものだと思っていて

「なんか、よく分かんないけどグッときた」

って言葉をもらうと

『それは私が起こしたことではなくて、あなた自身の深い所にある何かとリンクしたってことなんだよ』

って、

『あなた自身の力による感動なんだよ』

って、

作っていました。

私の歌が鏡で写る人によって、何にでも変化する。

そんな音楽w

思い返すと、何とも捻くれてたなぁ〜自分ww

今はもう少しはっきり見えて来ていて

しっかりと頭に浮かんだ情景を歌にしている感じです。

昔は漠然としたイメージや風景だったけど

今は描くものの輪郭がはっきりして来たみたいです。

イメージがクリアになった分、それを歌に変換することの難易度は上がった気がするw

だからか、最近の歌は「リアルが強くなった」って、言われることが多くなってきました。

確かに。

余計なものがとれてシンプルになってきたみたい。

変わらない、変えられないコンセプトは

『視覚的な音楽』です。

見えれば良いな。

連れて行ければいいな。

ふと、思い出したから

せっかくなので綴ってみました。

変化を含めて、これからも楽しんでいただければと

思います。

メリ。


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